自立とは?

摂食障害と診断された娘がいます。思ったこと気づいたことを綴ります。

振袖を選ぶ。

成人式の振袖を決めなくちゃね、と言い続けてきたのですが、なかなか腰が動かず。

娘も忙しくてそれどころではなく、伸ばし伸ばしになっていました。

 

 

どうする?と聞いたときにはあまり興味を示していなくて、写真だけでも撮れば?という私に「自分の20歳の写真が永遠に残るなんていやだ」というようなことを言っていました。

だからほぼ成人式のことをあきらめていて、写真もあきらめていたのですが、今年になってから着物に興味を示すようになりました。

遠足で浴衣をレンタルしたり、実際に浴衣を買って盆踊りに参加したりというのもあってなんとなく和服に興味を示していた娘。そもそも和テイストなものが好きなのでそんなに驚くことではなかったのですが、「着物を着たいな」というようになりました。

 

 

 

このタイミングで決めるというのはもうかなり遅い方だと思います。

年初めに届いていたパンフレットなどよさそうなものを取っておいてはいたのですが、夏頃がピークという感じでした。

だけどその夏が一番忙しかった。

今になっても全くないということはないだろうから近場でよさそうなところに行ってみようかなと話していたら、「まだ間に合います!」とタイムリーなハガキが届き、迷うことなくそこに行くことに決めました。

 

 

 

予約日。

ついてすぐ本人に着物を選ばせてくれて。

娘は何色にするか決めていたので、それをベースに8着ほど試着したと思います。

そして「これ!!!」というものに出会い、そこから半襟、帯、帯締め、髪飾りと小物を決めていきました。

面白かったのが私が「この着物いいな」と思うものは娘が全く興味を示さず。

逆に私が「これはどうかなぁ」というものを娘が「これいいかも」と言ったり。

本当に母娘で趣味があいません(苦笑)

まあ、もともと、私が選ぶ気は一切なかったので、迷うことなく娘自信がこれ、あれ、と決めてくれたのでよかったです。途中で「お母さまが着せたい着物ありますか?」と聞かれましたが、「娘が着たいものを選びたいので」と、私は一切口を出しませんでした。

 

 

娘は色もそうだけれど、柄へのこだわりもあって。

この柄は好きだけれど色がちょっと強いかなぁとか、後ろ姿の柄もくまなくチェックしていて。試着段階なのに「写真沢山取っていいですよ~」と言ってくれたので、バシバシ撮りまくり、何度も写真を確認していました。

元々美術的センスがあるので、私が口出す隙は一切なく、それがとても頼もしくてうれしくて。

(ちなみに私自身は成人式は正直どうでもよく、写真も別に…という感じだったのですが、友達につられて決めました。なので振袖の色もこれ!というのがなく、残っていた着物からまあこれなら…という感じで選びました。昔から自分が何が好きなのかよくわかってないですね…)

 

 

そして契約となったわけですが、25万ぐらいを予想していましたが30万になりました。

正直「うっ…」となりましたが、旦那に相談したらOKもらえたのと、何より娘が気に入った着物が見つけられたので、ここで決めることになりました。

 

 

お店の方の対応もよくて決して押し付けることはなく本人の希望を汲んでくれたし、何より行動が早かった。

ネット予約をしたらその日のうちに折り返しの電話がきたし、当日の会場もホテル内できれいな場所なのと我が家から近いこともあって。

この日に対応してくれた方も穏やかな年配の方でとても気持ちよく試着ができたので、これも何かの縁なんだろうなと思いました。

 

 

 

実はこちらの振袖店からは、去年から何度も電話がかかってきていて正直「うっとおしい」と思って邪険にしていました。電話をかけてくれていた方に申し訳なかったです。