自立とは?

摂食障害と診断された娘がいます。思ったこと気づいたことを綴ります。

気にかけているよね

娘の拒食が激しかった頃、パパは娘にものすごく怒ったことがありました。

食べない娘が理解できなくて怒鳴りつけていました。私はどうしてもその場にいることができずに二階に逃げてしまったのですが、ごめんなさいと謝る娘にフォローもできず、かといってパパにもう辞めてとも言えず、情けない母でした。

 

入院して、面談で先生に色々いわれて、パパは娘に謝りました。パパが娘に良かれと思ってしていたことが、娘にとってはプレッシャーとなり、苦しませてごめん、悪かった、これからは好きなようにしていいからな、そんなことを言っていました。

 

 

退院してからしばらくは何もいわなかったのですが、娘の様子が少し…また拒食の方に気持ちがいきそう…どうしよう…不安が増している気がする…と思っていた時、パパは娘に話しました。

内容は↑と同じことだったのですが、娘は何か感じたのかもしれません。

翌日から少し落ち着いたように感じました。

 

 

それからは世間話とか、ニュースのこととか、普通の話はしても、体型のこと食事のこと進路のこと就職のことなどは一切言いませんでした。

 

なかば諦めているようにも感じていたのですが、急に『最近表情がやわらかくなったよな。やっぱりああいう顔を見るとホッとするな。先生の言うとおり年単位で変わるんだな』と言ってきました。

 

 

それがすごく嬉しくて、娘のことパパなりにちゃんと気にかけているんだなと思えて泣きそうになりました。

普段から言いすぎるほど言ってしまうパパが、娘に対して一歩引いて、でも見放すわけではないんだなと感じられて、本当に嬉しかった。