自立とは?

摂食障害と診断された娘がいます。思ったこと気づいたことを綴ります。

不安だから確認してるだけ

娘、3回目かな?のバイトでフルタイムで入ることになりました。

もともとそういう約束だったのでいいのだけれど、用事があったので時間をずらしてもらいました。そしたら、終わりの時間がわからない、と。

一番最初に言われた時間と、今回お願いされた時間とでずれがあるようでした。

休憩を入れてその時間なのか、休憩を入れないでその時間なのか。

契約書を見せてもらっても詳細が書いていない。

 

 

娘「どっちなんだろう………」

 

 

さらに「休憩の取り方がわからない……」とも。

休憩時間は固定なの?バラバラで取るの?45分?60分?

「わからない…聞いてない…」

 

 

 

正直、いや、ママに聞かれてもわからない…。

退勤するときに確認しなかったのかと思いましたが、あれこれ話をして、結局(そりゃそうだ)出勤してすぐ確認しよう、となりました。

 

 

 

朝みんな忙しそうなんだよね、とつぶやいたので、「忙しそうだからって声をかけないと、わからないままだと不安でしょ?仕事始まったらもっと忙しくなってますます聞きにくくなるよ。気にしないで出勤したらすぐに聞くべきだよ」と伝えました。

 

 

 

不安な顔でわからないを連発するのでこちらも不安になりましたが、初バイトだし、先を見越す力もまだ弱いのでしょうがないよね。

聞くしかないと娘もわかっているのだけれど、不安で私に話を聞いてほしくて言っているんだよなとわかったので、一緒に考えてこうしてみようかと話し合えたのはよかったのかなと思います。

 

 

 

拒食症前。私はこう話しかけられると明らかに不機嫌な態度でえ?なんで先に聞いとかないの?!といらいらして、なんでこのタイミングで私に聞くの?私のイライラを増やさないでよって、明らかに余裕がなく丁寧に聞いてあげることができませんでした。

 

 

 

私も少しは成長したかな。

 

アルバイト初日。

やってきましたアルバイト初日。

前日とは違ってわりと落ち着いてるように見えます。

 

 

夫もいたので、二人で見送り。

時間ギリギリに出ていくので、私のほうがそわそわしました。

 

 

そして帰ってきたら、お腹がすいていたのか自分でカップ麺を作って食べていました。

この日は年配の方が多くてみんな優しかった、と。

初日を終えられてほっとしたのか、表情も落ち着いていました。

 

 

この日は「疲れた~」と言っただけだったけれど、翌日になって「あの時ちゃんとできていたか心配になる」というので、大丈夫だよ、と伝えました。

初日から完璧はどんな人でも無理だし、アルバイトなんだから気楽に、ね。

ちゃんとやろうとするよりも、とりあえず言われたことをやれるようにして、慣れるのが大事だから、プラスアルファはいらないよ、と伝えました。

 

 

初日、お疲れさま!

そうだよね、緊張するよね。

娘の初アルバイトの日が刻々と近づいてきます。

私もだんだん緊張してきて、あれは?これは?と聞きたくなるのをぐっと堪えています。

とりあえず、初日は短時間と聞いてほっと一安心。

てっきりフルで入るのかと思っていたので。

 

 

 

前々日夜に急にバイトで必要なものが買えてない、と娘。

1つはお店で探してみたけれど見つからなくて、もう1つは私が家にあると言ったからそれでいいと思っていた、と。

(なんでこのタイミングで…、もう少し早く行ってくれれば…)

 

 

 

話し合って、1つは私が買うことに。

もう1つは娘自身で買ってもらうことにしました。家にあるものではやはりちょっとサイズが合わなかったので。

 

 

 

当日の時間や持ち物など、娘と話が通じなかったり、娘がため息つくことが多くなって表情もものすごく不安げ。

「バイトのこと?」と聞いてみたらそうだ、と。

どうしよう、どうしようと不安な気持ちになっているようです。

 

 

 

励ますつもりで、初日から無理させないよー、ボランティアでも経験したから大丈夫だよー、などなど言いましたが、全然心に響いてないし頭にも入っていないのが丸わかり。

 

 

そうだ。アドバイスとかいらないんだわ。

大丈夫だよ、大丈夫だよって励ましてあげればいいだけ。

きっと何とかなる。

 

 

そして前日にやっと必要なものがそろいました。

頼まれたものを見に行ったら、娘が買う予定だったものも置いてあったので一緒に買っちゃいました。

余計なお世話になるかなと心配したのですが。

気にしないで!ありがとうと言ってくれたけれど本心かどうかは怪しい。

 

 

 

こういうところが過保護・過干渉なのかなぁ。

直前まで揃えられない自分が悪いんでしょと突き放すのも何か違うし。

初めてのアルバイトで震えている娘を少しでも助けたいと思っただけなんだけどな。

だからよしとしよう。

 

 

 

 

遅くても夕飯前には帰ってくる。

娘、卒業まで残り2週間を切りました。

もう勉強もしなくていいし、なんなら学校に行かなくてもいいと思うのだけれど、おそらく友達に会いたいから、家にいてもつまらないとから、と毎日登校しています。

 

 

その後、カラオケ行ったり、お茶しに行ったり。

なんか、こういういわゆる「普通の」女子高生をしている娘を見るのが本当にうれしいです。

 

 

でも毎回きっちり夕飯までには帰ってくる。

たまには21時とか22時とかに帰ってきてもいいんだけどw

 

 

*

 

 

小さな幸せが欲しいよね、という私に「めちゃくちゃ大きい幸せが欲しい」といった娘。

いつも控えめで自分を押し殺しているようなところがあるので、ちょっとびっくりしました。

そうかぁ!!娘、大きい幸せが欲しいんだ!!!!って。

娘にとっての大きな幸せ。

なんだろう?

いつか訪れますように。

 

 

 

 

 

 

初めての一人ヘアサロン。

娘、初めて一人でヘアサロンに行きました。

それまで美容室が怖くて、何を話していいかわからない、沈黙が辛いと言っていて、拒食症で体力が落ちたこともあり、今までずっと付き添っていました。

 

 

けれど、もうそろそろ一人でもよさそうと感じて、予約からやってもらいました。

若干不安そうな雰囲気をしていたけれど、あえてそれに触れず。

でも付いてきてほしかったらそれでもいいんだよ、と匂わせて。

 

 

前回までスタイリストさんの言うがままにやられていたようなので、今回は自分でなりたい髪形を探していきました。

行きも自転車で一人。

道路走るの怖い、みんなは平気だよ車がよけてくれるよっていうけど私は怖いんだよ、と言っていました。なので、行きだけでもついて行こうか?と提案したのですが、一人で行ってみる、と。

 

 

 

最近はこのパターンが多くて、とても不安な感じをだすので一緒に行こうか?やろうか?と提案するのですが、それを拒んで一人でやり、できたことが多いです。

 

 

 

そして帰ってきてみたら。

とってもかわいくなっていました。

おそらく5年ぶり以上かな?前髪を作り、自分がやりたい髪形に大変身!

自転車も平気だった、と。よかったね!

 

 

 

 

 

 

薬をやめたい。

以前も言っていたのですが、しばらくしてまた「薬を辞めたい」と言ってきました。

今の主治医からは、セロトニンがもともと少ない人もいるからサプリメント的に飲み続けた方がいいよ、と言われていて、毎月の通院はこのお薬をもらいに行っているようなものです。

過去、面倒だから3か月分とかもらえないか聞いてみたのですが、1か月分しか処方できないと断られたことで、面倒ながらも月一の通院をしています。

 

 

最初の主治医からは、22歳ぐらいで辞める人が多いと言われたようで、それが頭に残っているようなところもあります。

後は、通院が面倒くさい、地震などの緊急時に飲み続けないといけない薬があると困る、というのが娘の主張。

 

 

 

辞めてみてどうなるか、娘自身もわからないので、強く辞める!と言えないし、トライしてみたいような気持もあるようです。

 

 

 

前回も娘に伝えたのですが、いきなりパタッと辞めると反動が出ると言われているお薬なので、やめるなら徐々に、そして生活が安定している時に試してみてもいいのではと伝えました。

娘もそれをわかっているようで、そうだよね、主治医にもそう言われているし、生活が安定したらまた考えてみる、と言っていました。

 

 

 

私は正直、よくわかりません。

今の娘の状態が薬によって改善されているものなのか。

確かに薬の力も2割くらいあるとは思うけれど、8割は娘が頑張ってきた証拠。

でもその2割がとても重要なのだとしたら?

少しでも減らせたら、いいのだろうか。

やめたことでまた拒食症が再発してきたら、正直怖い。

 

 

拒食症は治りますか?と最初の主治医に聞いたとき、「”治る”ものではありません。さなぎから蝶になれるかなんですよ」と言われました。

その時はちんぷんかんぷんで言っていることがあまりよくわかりませんでした。

でも今までの娘の成長を見て、さなぎから蝶になれた!!までは行かなくても、なろうとしているところまで来ているとは思っています。

 

 

蝶になれたら薬はいらないのだろうか、きっと、娘が心から「もう薬いらない」となれば辞めるのは限りなく成功しそうな気がする。

今はまだ行ったり来たりを繰り返しているし、大学もゴールではない。

ここからまた新しい生活と、就職して社会人生活が待っている。

 

 

 

 

 

 

 

初アルバイト

娘、3社目にしてアルバイト採用されました。

 

 

今回も何日までに連絡がなければ不採用になりますと言われ、

面接を受けた2日後も連絡がなかったので「落ちたかもしれない」と娘は心配していました。

正直私もその場で採用とならないのなら不採用の確率が高いと思っていて、今回だめならしばらく諦めて、大学生活に慣れてからまたトライすればいいと内心思っていました。

 

 

 

が、翌日に採用の電話が来て、娘大喜び。

家族みんなで喜びました。

 

 

 

*

 

 

採用の連絡が来て、やった!と思ったのもつかの間、すぐにどんな仕事?シフトどうするんだろう?と不安になりました。

今回のバイトについて詳細なことを聞いていなくて。

年齢も年齢だし、あれこれ問いただしたり、口を出したりするのは違うと思ったので「ここ受けてみようかな」と言われたときもいいんじゃない?!やってみたら?というぐらいにして後は黙っていました。

心配なのは、詰め込みすぎていっぱいいっぱいになること。

 

 

春から大学生になるので、新しい環境になるからどうしてもストレスはかかる。

それは娘自信もわかっていて、でもアルバイトしたい!という気持ちがあったのもわかっている。

 

 

またあれこれ口を出して娘をくじけさせるのだけは避けたい。

やってみなくちゃわからないのだから。

大学合格して塾も辞めたし、手持ちぶたさだというので、いい経験いい刺激になると信じたい。

 

 

 

そして娘がバイトを始めるにあたり、私もそろそろ働かなければという気持ちが湧いてきました。

専業主婦になったことに後悔はないし、正直仕事と両立するのが限界に来ていたので、今のゆったりペースは本当にありがたいのだけれど、ゆったり過ぎて不安が襲ってきていたのも事実。

このまま社会に戻れなかったらどうしよう…、お金が…、年金が…、仕事をしていないことで不安になることが膨れてきています。

でも先に娘がバイトすることで、私が後追いする形でいったほうがいいのかもしれないと思ったり。

 

 

娘がどんな経験を積んでいくのか、楽しみでもあります。