以前も言っていたのですが、しばらくしてまた「薬を辞めたい」と言ってきました。
今の主治医からは、セロトニンがもともと少ない人もいるからサプリメント的に飲み続けた方がいいよ、と言われていて、毎月の通院はこのお薬をもらいに行っているようなものです。
過去、面倒だから3か月分とかもらえないか聞いてみたのですが、1か月分しか処方できないと断られたことで、面倒ながらも月一の通院をしています。
最初の主治医からは、22歳ぐらいで辞める人が多いと言われたようで、それが頭に残っているようなところもあります。
後は、通院が面倒くさい、地震などの緊急時に飲み続けないといけない薬があると困る、というのが娘の主張。
辞めてみてどうなるか、娘自身もわからないので、強く辞める!と言えないし、トライしてみたいような気持もあるようです。
前回も娘に伝えたのですが、いきなりパタッと辞めると反動が出ると言われているお薬なので、やめるなら徐々に、そして生活が安定している時に試してみてもいいのではと伝えました。
娘もそれをわかっているようで、そうだよね、主治医にもそう言われているし、生活が安定したらまた考えてみる、と言っていました。
私は正直、よくわかりません。
今の娘の状態が薬によって改善されているものなのか。
確かに薬の力も2割くらいあるとは思うけれど、8割は娘が頑張ってきた証拠。
でもその2割がとても重要なのだとしたら?
少しでも減らせたら、いいのだろうか。
やめたことでまた拒食症が再発してきたら、正直怖い。
拒食症は治りますか?と最初の主治医に聞いたとき、「”治る”ものではありません。さなぎから蝶になれるかなんですよ」と言われました。
その時はちんぷんかんぷんで言っていることがあまりよくわかりませんでした。
でも今までの娘の成長を見て、さなぎから蝶になれた!!までは行かなくても、なろうとしているところまで来ているとは思っています。
蝶になれたら薬はいらないのだろうか、きっと、娘が心から「もう薬いらない」となれば辞めるのは限りなく成功しそうな気がする。
今はまだ行ったり来たりを繰り返しているし、大学もゴールではない。
ここからまた新しい生活と、就職して社会人生活が待っている。