前回の記事から間が空いてしまいました。
何もなかったわけではないけれど、ほかに色々とばたばたしていました。
年の瀬はなんだか落ち着かないです。
主治医に学校見学にどこでもいいから言ってきなさいと言われて、主治医が言い出す前に娘が自分で探した学校の見学に行きました。
見学に行っただけで帰るつもりが、色々と話をしているうちに盛り上がってしまい、結果「気持ちが前向きなうちに受験してみたら?」と言われて受験することになりました。
受験と言っても簡単なテストと作文と面談だけです。
テスト内容は中学校ぐらいの問題で、点数で落とすことはないから、と。
面談も親も交えた三者面談で、フレンドリーな感じですよということでした。
私は急に受験の話になって、正直引いてしまいました。
すぐに学校というわけではないのでちょっと考えます、と言ったのですが、受験もこれから人数が増えてくると予約が埋まってしまう、とりあえず受験してみて入学は後から考えてもいい(最大半年待ってくれる)などなど言われました。
結局人数を増やすことしか頭にない学校なのか、と少しイラっとしたのも事実です。
受験するにもそれなりにお金がかかるし…。
娘はどうなのだろう?聞いてみたら、受験してみてもいいかな、と。
なんだかうまく学校側にやられたような気もしましたが、パパとも相談して受験することにしました。
当日はとても明るく話しやすい方と面接ができ、テストもまあまあといったところでしょうか。わからないところが結構あったと言っていたのでできないほうが多かったのかな?どちらにしろ、点数で落とすことはないとのことだったので心配しなくていいよ、と娘には言いました。
1週間後に合格の通知が来て、後は入学時期を検討するだけになりました。
その後、外来で主治医に見学に行ったと伝えたところ、「実際に教室の中に入りましたか?あなたの場合は拒食症以前に社会不安障害があるので、教室に入ってどう思いましたか?」と聞かれて、ハッとなりました。
見学も面談も個別の部屋で行っただけで、実際の教室の様子などは全然見ていなかったんです…。
それだとあまり意味がないね…みたいなことを主治医に言われて、合格で舞い上がっていた気持ちが一気に冷えました。
帰宅して、確かに先生の言う通りだと思い、すぐに教室の雰囲気を見たいと連絡をしました。近々で見学できますと言われたので教室見学に行くことになりました。
その日はコミュニケーションを学ぶ授業をしていて、生徒さんは10人ほどでした。みんな私服で男女混合。真剣にノートをとっている子もいれば、うつぶせでぐたーっとしている子もいました。
他の教室も見学して、私の感想は「塾の大きい版」というイメージでした。
娘にどうだった?と聞く前に「塾の大きい版みたいだね」と言ってしまったことで、娘はその後先生に聞かれたときに「塾の大きい版みたいでした」と言っていて、しまったと思いました。娘はなかなか自分の気持ちや考えを言葉に出さないのでついつい私が先に言ってしまうことが多いのですが、それを待つようにしないといけないです。
通えそう?という質問には「うん…通えると…思う…」と頼りない返事。
入学金もバカにならないし、また失敗するのは当然避けたいことではあるのですが、娘はなかなか「学校行く!ここに行きたい!!」と答えることはないので、私としては不安になります。
もう少し娘と話したほうがいいのかな。
やっぱりいけない…となるのが怖いしお金を捨てることにもなる…。
でもこれは親の思いであって、娘はどうなんだろう。
その後何度か「本当に学校に行きたい?」と聞きましたが、正直よくわからないと答えることが多い娘でした。
学校なんて行きたくない、けど行かないと何もならなそうで怖い…、でも本当に行けるのか自分でもわからない…といった感じでしょうか。
中卒で仕事を探すのは無理だし、どこかで頑張って最低でも高卒の資格を得ないといけない。その辺のことをわかっているのか考えているのか、考えるのが怖くて体重減少に逃げているのか…。