自立とは?

摂食障害と診断された娘がいます。思ったこと気づいたことを綴ります。

20歳。特別なようで特別じゃない。

娘の成人式が無事に終わりました。

拒食症になり高校を退学し、同級生たちと同じ速度で進むことはかないませんでしたが、それでも自ら立ち上がり、自分のペースで進んできた娘をとても誇らしく思います。

 

 

 

式の当日の入りは4時半。

早すぎるとは思ったけれど、着物を決めたのが遅かったのでしょうがない。

暗い中、一番乗りと思われるほど早めについてしまったのですが、その後続々とやってきました。

私は一旦家に帰り、1時間後に連絡があったので迎えに行きました。

 

 

10時~会場入りができるので、それまで振り袖姿。

娘、きついんじゃないかなぁつらいんじゃないかなぁと心配したけれど、余計な心配でした。

 

 

誰とも行く約束をしていなかったので、私も一緒に会場へ。

わかる人がいるかも…と思ったけれど、全くわかりませんでした。

とりあえず記念だからと看板の前で写真撮影をし、娘と一緒に誰か知っている人いないかなぁときょろきょろしていたら、娘が同級生を見つけました。

向こうはわからなかったけれど、娘が名前を言ったら「ああ!!!」となり、それから二人で盛り上がり始めたので、私もほっとし。娘から「もう帰っていいよ」と言ってくれたので、帰宅しました。

 

 

式終了時間から1時間後、お迎えの連絡が来たのでお迎えに行くと。

一人ポツンと立っている娘。

もしかして楽しくなかったのかなぁと心配しながら声をかけると同時に、隣にいた男の子たちの輪の中から一人が「〇〇(娘の名前)、誰待ち?」と娘に声をかけていました。

娘にだれだれだよ、と紹介されたけれど、もう全くわからない!

私の中では保育園の時の顔で止まっているのであまりの代わりぶりに驚くばかりでした。

 

 

帰りの車の中で、あの後部活友達と会ったし、他のお友達とも会ったし、楽しかった!!という言葉が聞けて、涙が出るほどうれしかったです。

 

 

 

二次会もあるとのことで、当日参加も全然OKだったようですが、こちらは「面倒だし行かない」ということで行きませんでした。

でも十分。

 

 

 

もしかして、成人式に参加することでお友達と比べて自分は劣ってるとか、そういうマイナス面に影響が出たらどうしようかなと少し心配だったけれど、それはいらぬ心配だったようです。

 

 

 

20歳になる前は大人になりたくないとびくびくしていましたが、実際20歳になったからといっても特に変わることはなく。

また日々が淡々と進んでいくだけですが、それもありがたいことです。

 

 

夜、成人式が終わったので、娘と一緒にお酒を飲みたかった夫。

ビールを用意して私も交えて乾杯するつもりでいたようです。

けれど娘に「高校を卒業するまではお酒を飲みたくない」と一蹴され、少し落ち込んでいるように見えましたが、「じゃあ卒業するまでとっておくね」と返した夫に少し成長を感じました。

 

 

娘だけじゃなく、私たちも親になって20年。

感慨深いです。