あんなにコロナが怖いと言って病院やスーパーなど近所以外の外出を拒否していた娘ですが、最近のヲタ活に火が付いたようで、「コロナなんてもういいからお出かけしたい!」と要望があり、お出かけしてきました。
久しぶりの電車……。
先日言った場所で「人が多すぎて気絶しそう」(実際にはしなかったけど)発言により、だいぶビビりました私が。
電車内で過呼吸になったらどうしよう、倒れたらどうしようって。
(過去に電車で過呼吸になったことはないけれど、酔いそうになる、苦手とは言っていました)
実は行く寸前までそんなこと考えていなくて、娘が行きたいって言ってくれた!の気持ちがうれしくて忘れていました。
いざ電車に乗るときになって、そういえばそんなこと言ってたな…と思い出して不安になったわけです。
混んでいて座れないのは確実だけど乗り換えスムーズで早く到着するルートで行くか、座れる率は高いけれど時間がかかって乗り換えも距離があるルートで行くか、直前まで迷いましたが、えいやっと前者にすることに決めました。
乗ってからはドキドキ。
もし倒れたら電車を止めることになるかもしれないし、他人に迷惑をかけるかもしれない。でもその不安を娘に伝えるのは避けたい。のでそっと顔色をうかがう程度にして、たま~に大丈夫?と声をかけたりしました。
案外と平気そうだったので私も「人に迷惑をかけてもしょうがない。その時はその時だ。娘は摂食障害という病気なのだから。」と自分を納得させていました。
結果、倒れることもなく座り込むことなく酔うこともなく、普通に到着しました。
娘が行きたかった場所。
コロナの影響もあって入場する人も少なく、娘は自分のおもうがまま、じっくりと見て回って買いたいものを買うことができました。
レジのお姉さんに話しかけられたこともとてもうれしそうでした。
そのあとはまた行きたかった場所へ移動して。
その日は娘が行きたかった場所、やりたかったこと、買いたかったものを手に入れることができて満足できたと思います。
ランチは結局アイスだけで、帰宅してからおにぎりを食べました。
せっかくなのでおいしいものでも…と思ったのですが、娘が早く帰って購入したものを開封したいと言ったので娘の要望を優先させました。
私も久しぶりの外出で最初は色々と考えて不安になったりもしましたが、素直に娘と外出して楽しかった。
あぁ、私まだやれるわ…とホッとしました。
この日、パパには「外出してくるね」とだけ伝えていました。
そしてパパは娘に1万円を渡したそうです。「お小遣いあげていなかったから」と。
それを娘から聞いて私は涙が出そうでした。
パパも娘を気にしていたんだ。ありがとうという気持ちでいっぱいでした。