朝の調子がものすごく悪い娘。
起こしてもなかなか起きないので、当初はかなりイラつきました。
・私の朝ごはんがそんなに食べたくないのか
・毎日代わり映えのないメニューがいやなのか
・食べてくれないと片付かないんだけど
と、私の気持ち全開で、娘の気持ちをガン無視していました。
どうしてそんなに起きられないのだろう、娘的に何か理由がある?ご飯ベースで見ていたけどご飯じゃない理由があるの?、と考えたとき、先月の外来を思い出しました。
その時、とある書類が必要になって先生にその場で書いてもらったのですが、摂食障害の他にうつ病と書かれました。
医学的にはまあ間違いではないからね、とさらりと付け足しされたのですが、そのうつ病ということばが私の中に居座っていました。
摂食障害のことをネットで調べていたときにうつ病みたいなものと書かれていたものもあったりして、似たようなものなのかなと深く追求せずにいました。そういうものなのかぁというレベル。
それをふと思い出し、もしかして拒食よりもうつ病の症状なのではないのかなと気づいたのです。すぐにネット検索すると、朝起きられない症状がありました。
あ、これだ、とストンと落ちました。
朝調子がものすごく悪くて、どんどん良くなっていき、夜は比較的よい時の方が多くて、最近はまさにこの状態でした。
うつ病の症状だったんだ、きっと娘もどうしてかわからないけど朝は調子が悪かったんだ、それなのにご飯食べてくれない、起きないとイライラして娘に申し訳なかったです。益々、お母さんはわかってくれないと心を離してしまうところでした。
これに気づいてからは朝の調子が悪い娘を見ても、ご飯食べたくないと言われても、なかなか起きてこないことも、不思議なほど腹が立たなくなりました。
そういう病気なんだから、娘もわからずに不安になっている、私のせいにしているのではないんだ、と。
そして、私は娘に言いました。
起きないんじゃなくて起きられないんだね。毎日何時だよって声をかけていたけど、やめようか?どうする??って。
そしたら娘は『今まで通り何時だよって声をかけて欲しい。朝は起きたいから。』と答えました。
コミュニケーションがとれたことで、心がほっとしました。わからなければ声をかけて聞いてみる。当たり前のことだけど、それができていなかった母娘。
小さいことだけどほんの少し前進できたと思えました。