娘は足へのこだわりからダイエットをはじめ、拒食になりました。
毎日お風呂あがりにマッサージをし、着圧ソックスを履いて眠る、そんな毎日でした。
ガリガリに痩せて足も棒のように細くなったのにまだまだ太いと言い、やせて筋肉も脂肪もない足を毎日毎日器具を使ってごりごりとマッサージし、内出血ができてあざだらけになっていました。時々ドンッドンッと音が聞こえていて、目撃はしていないけど、足を思いっきり叩いていたのではないかと推測しています。
自分の太い足が気持ち悪くて吐きそうになると言ったこともあります。
どうしてこんなに足にこだわるのか、自分でもわからないようです。
そしてどんなに説得しても諭してみても納得しない。
先生いわく、足へのこだわりは嘘だと。
ストレスがかかったり生きにくさを感じると、足へのこだわりが増します、いわばすり替えです、と言われました。
足を痛めつけているのがわかっているのにそっとしておくというのはなかなか忍耐が必要です。なんとかしてあげたい、やめさせてあげたいと思ってしまいます。でもその説得そのものに意味もなく改善するわけでもない、そうしなければならない心の奥の気持ち、に寄り添ってあげないといけない。
病気ゆえにしてしまう行為そのものを治そうとしてもダメです。確かに行為について治そうともがきましたが治ることもなくよくもなりませんでした。