普通ってなんだろう。
普通はご飯食べるのに、普通は制服にこだわらないのに、普通は足の細さを気にしないのに、普通に学校行って、普通に社会人になって、普通に、ふつうに……………
娘に対して、普通はこうなのに、と思ってることが多いと気づきました。
普通に高校生になって、もし行けたら大学に行って普通に社会人になると思ってましたが、娘が拒食になりそれが見事に崩れました。
私が思い描く『普通の人』に娘はなろうとして、囚われて、でも出来なくて苦しくなってそれすら言い出せなくて。母である私にも言えなくて。
自分のからに閉じこもって閉じこもって世界を狭くしていったのかもしれません。
そんな娘に私は普通を強いているとは微塵も思わず、何でこうなった、何でできないんだ、普通にしていれば問題ないのにと思い続けていました。いや、今も思ってます。
なので、母として私にできる事は娘を待つこと。そして娘に普通を強いない事、かもしれません。
高校を退学した時点で私にとっての普通ではなくなりました。普通のレールから外れたらどうなるのかわかりません。困難な道が待っていることしかわからない。それをさせたくなかったのに結果そうなった。
このままでいたら、仕事もできずにいるだろうけど、それをどうすればいいのかわからない。
野垂れ死ぬしか道がないのではと思ったりします。
だから頑張らないと!何とかしないと!と思っても何をどうすればいいのかわからない。
わからないという気持ちだけが横たわって、それを見るだけの自分がいます。